さかな四方小山話

さかなの話

 魚類は地球上にある水環境に生息して、熱帯から極域、海洋の表層から深層、また内陸の淡水域まで多岐に渡る。その生態や形態も様々であり、魚類全体の種数は25,000~30,000種に及ぶと言われて、地球上の脊椎動物全体の半数以上を占めている。

 水の中で酸素を取り込むため、ほとんどの魚類はエラを持つ。このエラに直接水を充ててガス交換を行っている。ハイギョやドジョウなどまれにエラ以外の期間を用いて酸素を取り込んでいる魚種もいる。
 生息環境は様々で、水があれば魚がいるともいえる。
 深海や極地方の極寒の海、塩分濃度の高い湖など過酷な環境に生きる魚も多く報告されている。



 人とのかかわりは古く、人類発生と同時に魚類は狩猟の対象となっていただろう。
 日本においても、古代遺跡からは貝塚をはじめとして魚類に関わる発見は幾多となされている。

 日本ではかつて肉食を禁じる仏教の戒律と、血の穢れを嫌う神道の考えが影響して四つ足の肉を食べなかったが、これに代わるものが魚であった。
 四方を海に囲まれ、湖沼も多く漁業は自然の事であった。

 さかなとの付き合いが長い日本人は、さかなの伝説や物語が多く語られて各地に受け継がれている。