さかなの名前由来①

 人は人間の名前をはじめ、もの名前、動物の名前様々なものに名前を付けている。魚にも多種多様な名前がついていて、地方色豊かで非常に面白い。

 魚の名前ズバリの人名もある。
 鈴木甚平 …これはズバリですね。 スズキとジンベイザメの組み合わせ。
 及川睦五郎…これも分かり易い。 渓流にすむオイカワと有明のムツゴロウ
 その他伊藤勝男さん、啓二さんまだまだたくさんありそうだ。

 ヒメジと言う魚の仲間には、顎に髭がある。そのためか、この仲間にはオジサンという種類がある。対語のオバサンもあり、これはヨシキリザメの方言です。
 このほか、姿や格好に由来する面白い魚の名前も数多い。フランスレストランで料理に出るシタビラメは正式にはウシノシタ科の魚、形がウシの舌に似ているためで、英語でもタン・フィッシュ(舌の魚)という。
 カジカ目 ダンゴウオ科のダンゴウオやコンペイトウ、ハゼの仲間のミミズハゼなどもみな姿からきた名前です。またイザリのように海底をはいずりまわるイザリウオは習性にちなんだ名前です。

 死者は北まくらに寝かせるが、フグの仲間に猛毒を持っているため、キクマクラという縁起でもない名をつけられたのがいる。
 また、ヒガンフグもお彼岸にちなんだ名だ。このヒガンフグは三崎でナゴヤフグともいう。これは尾張名古屋にひっかけた名前で、この魚を食べるとオワリだというほど猛毒をもっている。

「キタマクラ」

 メダカの仲間のカダヤシは、蚊の幼虫のボウフラを好んで食べるので、蚊を絶滅させるということに由来するし、エチオピア、別名シマガツオはわが国がエチオピアと親しくなった1935年ごろ、たくさんとれたのが原因だという。
 標準和名ですらこれだから方言となれはきりがない。ヒイラギをネコクワズ、ナペコワシなどというのは、小骨が多くネコでも困るという理由からだが、ミシマオコゼのことを江の島でアンポンタンというのは理由すらわからない。

さかなよもやま話

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